ある日送られてきた後輩からのメール。その真意に気づいたのは、ずっと後でした。知人から聞いたお話を紹介します。

1年後知った事実

Cからメールが来た1週間後、驚くべきことが起こりました。
なんとCが、突然退職したというのです。

「この間メールしたときは元気そうだったのに──」
Cの急な退職に、私もショックを受けました。

その後Cとは連絡が取れず心配したのですが、人づてに元気にやっていると聞き、「そっとしておくのが一番だ」と自分に言い聞かせて、私から連絡することは控えてしまいました。

そしてCが退職して1年経ったとき、偶然街中でCと再会したのです。

久しぶりに会ったCは、喜んでくれました。
話も弾み、話題は退職したときのことに。

「実はあのとき精神的に限界で。先輩に助けてほしくて、あのメール送ったんです」
そう寂しそうに微笑むC。
そのCの言葉を聞いて、私は初めてあのときのメールがCからのSOSだったと気づいたのです。

反省と学び

CからのSOSに気づいてあげられなかったことを、私は激しく後悔しました。
「大丈夫」という言葉や、表面上の明るさをそのまま受け取ってしまった自分の浅はかさが情けなかったのです。

でも、このことで私は心に決めたことがあります。
助けを求められていると感じたら、ちゃんと会うこと。
メール越しに励ますだけでは、相手の表情や、言葉の裏にある震えに気づけないことがあるのです。

ちゃんと顔を見て「この人が本当は何を言いたいのか」それをしっかり確かめるようにしよう。
Cとの一件でそう学びました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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