結婚や出産は、なぜ「評価の対象」になりやすいのでしょうか。その基準で人を判断すると、相手を傷つけてしまう可能性もあります。今回は採用面接で耳にした「結婚」を前提とする発言に疑問を抱いた、筆者の話です。

ぽつりともれた、本当の気持ち

「面接で、ありえないこと言われたんです」すぐに、あの場面が浮かびました。

「わたしだって、好きで一人なわけじゃないんです」その言葉に、私は返す言葉が見つかりませんでした。

実は以前から、奥さんは私に対しても「女性は結婚して、出産しないとね」と繰り返し言っていました。悪気はないのですが、その言葉に私は少なからずプレッシャーを感じていました。

善意の言葉が、凶器になることもある

結婚や出産を「正解」として一方的に当てはめる価値観は、知らないうちに人を追い詰めます。善意のつもりでも、それは鋭い凶器のように人の心を傷つけることもあるものです。

あの職場で感じた違和感は、個人の問題ではなく「自分勝手な価値観を人に押し付ける」ということの怖さだったのだと思います。

面接で交わされた言葉は、本人にとって一生忘れられない傷になっているかもしれません。何気ないひと言ほど、人の人生に深く残るものです。

あのときの違和感は、今も私の中で「価値観を他人に重ねていないか」を問い続けています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.