これは筆者の知人Aさんから聞いた話です。親から気持ちを受け止めてもらえずに育ち、大人になってからも親との距離に悩み続けてきたAさん。「親子であっても分かり合えない」と考えた末、ある決断をしたといいます。

最初は初めて見る孫の顔に、母親は喜んでいたように見えました。しかし、急に私の顔を見つめながらこう言ってきたのです。

「いきなり帰ってくるなんてどういうこと? まさかお金ちょうだいなんて言わないわよね」

母のセリフに私は深く傷つきました。

私が欲しかった言葉

私が求めていたのは助けでもお金でもなく、「頑張っているね」という一言だったのだと思います。その時、私は母に何かを期待し続けるのをやめようと決心しました。そして、改めて適切な距離を置くことにしたのです。

親子であっても分かり合えない関係はあります。しかし、無理に歩み寄ろうとして傷つくよりも、離れることが自分自身と子どもの笑顔を守るための選択になる場合もあるのだと、今は受け止めています。

【体験者:30代・女性正社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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