「この職場に恩返ししなくては」そんな思いで懸命に働き続けた結果、気がつけば都合よく使われるだけの存在になっていた──。
筆者の知人A子さんから聞いた、10年振りに社会復帰したエピソード。彼女の思いは働く女性として、とても共感できるものでした。

ところが、退職を申し出たときに院長が口にしたのは、あまりに自己中心的な言葉でした。

「君がいなくなったら、他の看護師が休めなくなるじゃないか!」

不機嫌そうに吐き捨てられたその一言に、私は言葉を失いました。

もう自分を安売りしない

その瞬間、長年抱えていた迷いや未練が、音を立てて消えていくのを感じたのです。

大切にされていたのは、私という人間ではなくただの「都合の良い労働力」だったと確信しました。

クリニックを出るとき、私の足取りは驚くほど軽やかでした。

誰かの都合に振り回される毎日に別れを告げた私は、今、心から清々しい気持ちでいっぱいです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.