助けてほしいときに助けてくれない。そんな夫へ不満をぶつけたとき、意外な事実が判明しました。知人から聞いたお話を紹介します。

「何で言わないと分からないの?」
「分からないものは分からない。わざと無視しているわけじゃなくて、本当に、何をすべきかとっさに判断できないんだ」
そう言い張る夫にあきれ始めた私。ですが、夫の表情が悲しそうなことに気が付きました。

「もしかして、この人は本当に……?」
と思った私。

いつの間にか怒りも遠のき、「どういうこと?」と尋ねたのです。

初めて知った夫の一面

夫はこう言いました。
「人の考えていることや、その場の空気を瞬時に感じ取るのが、子供の頃から苦手なんだ。察することができなくて、空気も読めない。よく母親からも怒られていた。自分でもどうしていいか分からなくて、固まってしまうんだ」

夫は「人の感情を察知することが苦手」という特性を自覚していたのです。
ただ、病院で診断を受けたことはなく、自分でも「努力不足」だと思い込んで苦しんできたようでした。

初めて知った夫の苦悩。
今まで「察して当然」と思い込み、責めてばかりいたことを申し訳なく感じた私は、「そうだったんだね。気づかなくてごめんね」
と謝りました。

夫は黙ってうなずいた後、
「これからは、してほしいことがあったら具体的な言葉で言ってほしい。そうすれば絶対助けるよ」
とポツリと言いました。

夫の特性にはこれからも悩み、葛藤することがあると思います。
でも「絶対助けるよ」と言ってくれた夫の言葉を支えに、これからも共に人生を歩んでいけたら、と考えています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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