生後6か月の息子を連れて、同じ月齢の赤ちゃんを持つ友人宅へ集まった日。思いがけない発熱に動揺し、慌てて小児科へ向かいました。筆者が初めての育児で空回りしていた頃の、忘れられない出来事です。

医師の一言で明らかになった原因

診察室で先生に診てもらうと、「喉は赤くないですね」とのこと。
息子は服を脱がされ、ベッドに寝かされました。

少し待ったあと、看護師さんがもう一度検温すると、今度は平熱。
先生はあっさりと「風邪じゃないですよ。暑かっただけじゃないかな。服の着せすぎですね」と言いました。
寒さから守りたい一心で、厚着に抱っこ紐、さらに室内でも脱がせていなかった靴下。暑くなる条件が、すべてそろっていたのです。

失敗から学んだこと

「子どもは大人より一枚少なめで、ちょうどいいんです」
その言葉を聞き、深く反省しました。守りたい気持ちが強すぎて、かえって息子に負担をかけていたのです。それからは、外出先でもこまめに背中に手を入れて、汗をかいていないか確認するようになりました。

当時はパニックになりましたが、振り返れば誰も責める人はいませんでした。
失敗しながら、親になっていく。完璧じゃなくていい。間違いながら前に進めばいい。
今ではこの出来事を、少し笑いながら懐かしく思い出せます。あの日の小さな失敗は、私にとって大切な育児の原点になりました。

【体験者:50代・筆者 回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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