筆者の話です。
自転車で買い物帰り、日常の隙間に潜んでいた思わぬ場所で転んでしまいました。
そのとき、すぐそばから声がかかって——。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

駐輪スペースで転倒

スーパーでの買い物を終え、ずっしりと重いマイバッグを自転車のカゴに乗せた時のことです。
駐輪スペースから漕ぎ出そうとしたその場所は、少しだけ傾斜がある場所でしたが「このくらいなら大丈夫」と、毎日の慣れから油断していました。
片足で勢いよくペダルを踏み込んだ瞬間、ずるりと足が滑り、バランスを崩します。
『ガシャーン!!』
自転車が大きな音を立てて倒れ、買ったばかりの荷物ごと、地面に倒れ込んでしまいました。

倒れて混乱

ジリジリと膝に走る痛み。でもそれ以上に、人目のある場所で転んでしまった羞恥心で、頭の中は一瞬で真っ白になりました。
袋から転がり出たリンゴが、アスファルトの上を転がっていくのが見えました。
拾おうとして手を伸ばしましたが、足元に広がった荷物を見ると、その場で動けなくなりました。
通り過ぎる人の足音や遠くのエンジン音だけがやけに大きく聞こえ、立ち上がる判断もつかないまま、その場に座り込んでしまったのです。

アスファルトの冷たさが、じわりと膝に伝わってきました。

(ああ、恥ずかしい。早く立ち上がらなきゃ……)

そう思うのに、震える体に力が入らず、ただ荒い呼吸を整えることしかできませんでした。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.