初めての育児。赤ちゃんは可愛いものですがどこかしらに不安はつきものです。そんな神経が張り詰めている状況では、誰かが何気なく放った一言さえ気になってしまいます。
今回は筆者の友人C子の話をお届けします。

母親の勘?

C子は自分や兄弟たちを育てた母が言うことなので、何か母親の勘が働いたのかと不安でたまらなくなりました。そうして時間があればスマホで「新生児 成長の目安」「新生児 気になる行動」など不安を打ち消すための情報を検索しては、さらに深みにはまる「検索魔」と化していました。
ただでさえ心配事が多い初めての育児で、最も身近な理解者であるはずの実母からそのようなことを言われ、C子は可愛いはずの赤ちゃんの顔をちゃんと見ることが出来なくなるくらい追い詰められてしまいました。

健やかな成長を願う

数年経った現在、C子の娘は特に問題なく元気にすくすく育っています。
その様子からは、あの時実母が言った「何かおかしい」という違和感の正体は結局分かりません。
「親からそんな風に言われたら、必要以上に心配してしまうよね。あの言葉のせいで、本来なら愛おしいはずの新生児期はずっと不安な気持ちで過ごしてしまった。ほんと辛かった」
C子は当時を振り返り、静かに語ります。

しかし、その苦い経験は、C子が「親」として自立するきっかけにもなりました。誰かの主観的な言葉に惑わされるのではなく、専門家の知見や、何より目の前で懸命に成長する娘自身の姿を信じることの大切さを、身をもって学んだからです。

周囲の物差しで我が子を測るのではなく、ありのままの姿を慈しむ。そんな決意を胸に、C子は健やかに笑う娘の未来を、温かな眼差しで見守り続けています。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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