筆者の話です。
中学に上がるとき、必死に片付けて手に入れた「自分の部屋」がありました。
けれど数年後、その場所をめぐって、心に残る出来事が起こります。

譲って

そして、ある日、親から言われました。
「その部屋、弟に譲って」
理由ははっきり説明されませんでした。
ただ、「弟のほうが勉強するから」という空気だけが残りました。

片付けたのは私なのに。
私の努力で空いた部屋なのに。
そう思いながらも、私は何も言えず、その部屋を譲ることにしたのです。

自分の場所

私は、別の物置を片付けることに。
三畳ほどの空間でしたが、そこを自分の部屋に決め、置いてあったものを1週間かけて片付け自分の部屋を作ったのでした。

あの出来事をきっかけに、家族であっても「自分の場所は自分で守る」という意識が芽生えた気がします。
今振り返っても少し苦い思い出です。
それでも、私の中に静かな軸を残した、大切な出来事でした。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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