夫婦には夫婦にしか分からない絆が生まれるものです。しかしそれは、お互いを思いやるからこそ強く結ばれるもので……。
今回は筆者の友人A子さんのお話をご紹介します。

もう本気で思ったことを言わせてもらう!

ドアを開けると、何やら異臭が。
リビングには悪臭を放つゴミの山と、汚れきった食器が放置されて、見るも無残な汚部屋が誕生していました。
「私がいなければ、自分の身の回りのことすら出来ないんだ……」と呆れつつも、まずは冷静に話し合うため、最低限の片付けをして夫の帰宅を待ちました。

すると、夫はヨレヨレのワイシャツで、身だしなみが乱れた状態で帰宅しました。
A子さんを見つけるや否や、勢いよくブチ切れて来たので、

「子どももいない状態なのに、自分のこともまともに出来ないの?」
「確かに私は稼いでいないけど、あなたが仕事に集中出来るようスーツもクリーニングに出したり、掃除もして食事もバランスを気にして作ってる。私があなたと他所の旦那さんを比べたことある?」
「私はあなたの家政婦じゃないの、パートナーなんだよ!」

強気に言いながらも、A子さんは溢れる涙を止められませんでした。
そこまでハッキリ言うと、夫が何とも言えない悲しい顔をして、初めて謝罪をしてきたのです。

私の本気度が伝わったみたい。ぶつかりながらも、これからも家族でいよう

それからは何度も話し合いを続け、今も離婚せず家族を続けています。
「限界になったら離婚して働けばいい!」本心からそう思えたこと、そしてA子さんが本気でそう思っていることが、今回の件で夫にも伝わったようでした。
夫はどうも離婚を絶対にしたくないようで、今度こそ愛想を尽かされると大きな危機感を抱いたのかもしれません。
夫は今までの様な小言を言うことは減り、休みの日には自ら掃除を手伝ってくれるようになったのです。

夫婦となり支え合い生きていくには、相手に気を使い過ぎず、自分のことも大切にしなければいけないと、改めて思った出来事でした。

【体験者:30代_女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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