朝のウォーキングですれ違うご夫婦。ある朝、休憩する2人に声をかけると、その時間を選ぶ理由を教えてくれました。思わず胸があたたかくなった、筆者のエピソードです。

早い時間を選ぶ理由

「この時間がいちばん歩きやすいんですよ。人が少ないから、ゆっくり彼女のペースで歩ける。必要なら、こうして休憩もできるしね」

その言葉を聞いた瞬間、ハッとしました。

確かに、あと1時間もすれば通勤や通学で道は慌ただしくなる。人の流れに急かされることなく、2人の歩幅で進める静かな時間を選んでいたのだと気づきました。

ただ歩いていたわけではなく、“今の2人にとっての歩きやすさ”を大切にしていたご夫婦。寄り添いながら進む姿は、毎日を丁寧に積み重ねているようで、心に残りました。

その朝から、暗い中でのウォーキングが少し違って見えています。

ゆっくりでも、休みながらでも、自分のペースで進めばいい。そんなメッセージを、ご夫婦がそっと教えてくれた気がしました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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