皆さんは、どんな時におしゃれしたいと思いますか。予定の有無に関わらず気分でしたいと思う日だってありますよね。今回は筆者の友人A美が体験した、夫の固定概念が原因で小さなすれ違いが生まれた身だしなみに関するエピソードをお届けします。

実は夫も妻のおしゃれにモヤッ

すると「いや、その、、不倫してるのかなって、不安になって」と夫から、意外すぎる言葉が。思いもよらぬ言葉にA美は理解が追いつかず、沈黙してしまいました。

よくよく聞いてみると、夫婦でよく見るドラマの中に不倫ものがあり「急におしゃれをし始める妻」が、いつのまにか現実と重なって見えてしまったのだとか。つまり夫としては、疑いたくて疑ったのではなく、ストーリーの影響で「自分の知らないA美」が遠くに行ってしまうような不安に振り回されてしまったのです。

お互いの価値観のズレを修復

現実と空想がごちゃまぜになっている夫にA美は「おしゃれすると、同じ掃除でも気分が違うし、家にいるだけでも前向きになれるの。誰かのためじゃなくて、私のためにしているんだよ」と静かに伝えると、夫はようやく腑に落ちたようにうなずきました。そしてぽつりと「そうか……そういうことか。俺、A美のこと何も分かってなかったな。決めつけてごめん。もっと女心、勉強するよ」と照れくさそうに言ったのです。

その日から夫の身だしなみに変化が。
これまで休日はTシャツに短パンでゲーム三昧だったのに、最近は髪を整え、服を選び、さらには「掃除しようか?」と自ら手伝ってくれるようになったのです。
「こっちも身なりを整えると気持ちが違うな」と笑う夫の姿に、A美は思わずクスッとしてしまったそう。

予定の有無や職業に関係なく、身だしなみは自分の気持ちを上げるためのものでもあります。ほんの小さな行き違いが、夫婦の価値観をアップデートするきっかけになったエピソードでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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