筆者の話です。
夫の転勤で関西にいた頃、伯母から届く『大きな発泡スチロール』がありました。
箱を開けるたびに広がった気持ちが、ある出来事でそっと深まって──。
画像: 冷凍庫がパツパツ! 伯母からの仕送りが「業者レベル」→ おすそ分けした人の『まさかの誤解』にクスッ

届いた箱

新婚時代、夫の転勤で関西に暮らしていた頃のことです。
ある日「新鮮な魚が食べられんやろう」と、伯母から大きな発泡スチロールが届きました。
ふたを開けると、冷凍魚がぎっしりと並び、思わず息をのみました。

半年に一度の『伯母からの便り』のようで、箱を開ける瞬間はいつも胸がふわりと温まります。
実は私は魚があまり得意ではなかったものの、その気遣いがうれしくて、届くたびに心の奥がほころんでいきました。

増える魚

ただ、ありがたい気持ちとは裏腹に、量は想像以上でした。
冷凍庫はすぐにいっぱいになり、夕食のたびに魚料理を考える日々に。
二人暮らしの生活、焼いても煮ても量はほとんど変わらず、冷凍庫の景色は同じままでした。

週末の献立を考えるのが、少しずつ『悩みごと』になっていきました。
それでも、箱が届いた日の伯母の思いを考えると、むげにはできず、ひとつずつ丁寧に扱おうと心に留めながら、魚と向き合う日々が続いていきます。
そんな『うれしい困りごと』が、知らないうちに日常の一部になっていったのです。

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