50代の夫と2人の子どもを持つ友人Oの体験談です。週に一度訪れる義母が持参する料理を前に、夫が放った衝撃的な一言。25年間積み重ねてきた我慢の糸が切れたとき、Oは意外な行動に。家族の在り方を問い直す、ある日曜日の出来事です。
画像: 結婚25年目。夫「お前より母さんの料理が一番」妻「だったら──」結果、80代の義母が青ざめたワケ

日曜日、義母の訪問

日曜の朝、私は冷蔵庫を開けながら「今日のお昼、何作ろうかな」と呟きました。

50代の夫と大学生の娘、高校生の息子の4人分の昼食を考えていると、夫が言いました。

「今日は母さんが来るから、昼ごはん作らなくていいよ」

週に一度は必ず、80代の義母が「作りすぎちゃったから」と言って、大量の料理を持ってきます。

義母はとにかく息子である夫が大好きでした。

正午ぴったりに、義母が玄関のチャイムを鳴らしました。

手には大きな鍋とタッパーがいくつも入った袋を持っています。

「わあ、お義母さん、また作ってくださったんですか」

私は笑顔で迎えましたが、心の中では少しため息をついていました。

テーブルに並んだのは、肉じゃが、筑前煮、唐揚げと、確かに美味しそうな料理ばかりです。

夫の喜びと義母の視線

「母さん、最高! やっぱりおふくろの味は違うわ!」夫は目を輝かせて食べ始めました。

50代の男性が、まるで少年のような表情で母親の料理を褒めちぎります。

「あらあら、喜んでくれて嬉しいわ」と義母も嬉しそうです。

娘と息子は黙々と食べています。

「美味しいですね」と言いながら、私も箸を進めました。

「ねえ、あなた、最近ちゃんと食べてる? 痩せたんじゃない?」義母が心配そうに夫を見ます。

「いや、全然痩せてないけど……」

「ちゃんと栄養あるもの食べてないんじゃないの?」

義母はチラッと私を見ました。その視線には、明らかな非難が含まれています。

「大丈夫だよ、ちゃんと食べてるから」

「でも、Oさんはちゃんと栄養を考えて、お料理を作ってるのかしら」

夫の衝撃的な発言

夫は笑いながら言いました。

「まあでも正直、うちの嫁の料理よりも、おふくろの料理の方が最高だよな!」

テーブルが一瞬、静まり返ります。

娘は箸を止め、息子は目を見開きました。

義母は「あらあら」と嬉しそうに笑っています。

そして私は、何も言えませんでした。

「お父さん、それはないでしょ」娘が低い声で言いました。

「え? 何が?」

「お母さんがどれだけ毎日頑張って料理してるか、分かってないの?」

「いや、そういう意味じゃなくて」

「じゃあどういう意味なの?」息子も加勢しました。

「おばあちゃんの料理が美味しいのは分かるけど、お母さんの料理をバカにするのは違うと思う」

「バカになんてしてないよ! ただ、母さんの料理は特別だって言っただけで」

義母が口を挟みました。

「息子は正直な気持ちを言っただけでしょ? 私の料理が一番なのは当たり前よ。だって、息子のことを誰よりも分かってるんだから」

「ごちそうさまでした」と言って私は、静かに立ち上がりました。

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