友人の話です。不安になるとお腹が痛くなる幼い子どもに、あるものを渡していたと言います。その後、高校生になった息子が「あれって何だったの?」と質問。そこで明かした正体に、胸が温かくなったエピソードです。

高校生になった息子が知った、本当のこと

「ねえ、小さい頃にさ、お腹痛いと何かくれてたよね? あれって結局なんだったの?」

思いがけない質問に一瞬迷いましたが、もう話してもいいと思い、真実を伝えることに。

「実はね……あれ、ラムネだったのよ」

息子は「ラムネ!? うそでしょ」と目を丸くし「でも、あれ舐めてたら落ち着いたんだよな」と照れたように笑いました。

「それはね、あなたが“大丈夫”って思えたからだよ」と伝えると、息子は静かにうなずき、「そっか」と照れ笑い。

あの頃の小さな【安心の粒】は、薬でも特別な治療でもありません。“自分は大丈夫”と感じられるきっかけをくれた、ささやかな心のお守りだったのです。

息子の成長を思い返しながら、今もあの頃の記憶がそっと胸を温かくしてくれます。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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