結婚生活は、恋人時代には気付かなかった「生活のクセ」がじわじわと出てくるものです。些細なことでも、積み重なると心に重くのしかかり、いつのまにかイライラが溜まっている場合も。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

笑顔の反撃開始

私は満面の笑みを浮かべ、洗面所から掃除用ブラシと洗剤を持ってきて、

「教えてくれてありがとう! さすが、よく気が付くね!」

と言いながら、夫の手に強引に掃除道具を握らせました。

「ヌメリに気付くなんて、私より掃除の才能あるかも。今なら湿気で汚れも落ちやすいから、頑張って!」

夫は驚きと戸惑いで目を白黒させていましたが、私の勢いに押され、唖然としたまま再び浴室へと戻っていきました。

「報告」よりも「実行」へ

やがて、浴室からゴシゴシと擦る音が聞こえ始め、私は優雅にコーヒーを飲みながら心の中でガッツポーズをしました。

それ以来、夫からの「汚れ報告」は激減しました。
自分で掃除するか、あるいは見なかったフリをしている様子。
でも、私への一方的な「指示出し」がなくなっただけで、十分な進歩です。

きっと、同じように「気付くだけでやらない配偶者」にモヤモヤしている方もいるのではないでしょうか?
夫婦の家事分担は、言い争うよりも「システムを変える」方が手っ取り早いのかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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