信頼していた歯科医院に、高齢の母を紹介。順調に治療が進んでいたある日、思いがけない治療費を聞かされて驚愕しました。事情を知り、もっと寄り添うべきだったと痛感した、筆者の体験談です。

1年後に聞かされた“まさかの金額”

「治療代、全部で60万円したわ」

「えぇ!?」思いもよらない金額で、とっさに大きな声がでました。

母によると、昔入れた白い詰め物やかぶせものを新しくする際、すべて保険外のジルコニアにしたとのこと。
年金暮らしの母が、なぜそんな高額の選択を……、と胸がざわつきました。

寄り添えなかった私が気づいたこと

詳しく聞くと、先生に「保険適用外にしますか?」と確認された際、とっさに「はい」と返してしまったとのこと。もちろん無理に勧められたわけではなく、母自身がその場で判断したそう。

母は以前すべての治療後の歯を白く整えていたため、それを見た先生はそのような聞き方になったのだろうと言っていました。

母は昔から意見を言うのが得意ではなく、高齢になった今は、とっさに言葉が出てこないことも増えています。そこへ、説明少なめでテンポよく進める院長のタイプが重なってしまったのでしょう。

母の性格や先生のスピーディーさを、知っていたのに……。

「あなたに、いてもらえばよかった」と笑う母。
付き添ってあげなかった自分を、心から悔やみました。

今後は小さなサインも見逃さず、寄り添っていこうと決意。

その時は治療代の額に驚いたものの、新たな気づきを与えてくれたこと、今でも母がしっかり噛めて、笑って過ごせていることに感謝をしています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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