寒い季節になると毎年、感染症が流行します。家族全員共倒れ、なんていう最悪の事態だけは何としても避けたいところ。わが家では今年、小2の長男だけがインフルエンザに罹患しました。高熱に苦しむ長男と、その看病で心身ともに疲弊していた私に、とある方から差し入れが……。人の優しさに心が救われたエピソードを紹介します。

大量のりんご

そのママは、インフルエンザに苦しむ長男にと、ビニール袋いっぱいのりんごを届けに来てくれたのです。「これ食べさせてあげて! お返しとかはいいからね」と言って、去って行かれました。親族にりんごの木を所有している方がいて、その方からいただいたものだとのこと。突然の訪問に驚きつつも、高熱で何も食べられない長男を心配し、また看病疲れでヘトヘトになっていた私にとって、差し入れは本当に心に沁みました。

後から長男に聞いたのですが、毎朝そのママは集合場所に顔を出してくれているようで、長男とも毎日コミュニケーションをとってくれていたそうです。夜の7時半ごろにいきなりインターホンが鳴ったのでびっくりしましたが、ふとした気遣いにとても嬉しく思いました。

その日のことがきっかけでお裾分けをする仲になり、それ以来良いママ友付き合いができています。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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