今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
ある日、A子さんの中学生の娘さんが夕飯を作ったところ、旦那さんが不満気に「もう作るな」と言ったそうです。しかし、その言葉が娘さんのやる気に火をつけて──。

娘のやる気スイッチ、オン

しかし、夫の言葉は娘の心を折ったのではなく、逆にやる気に火をつけたようでした。娘は「お父さんを驚かせたい」と、夫が不在の時に私と一緒に料理の練習を重ね、少しずつ経験値を上げていきました。

ある日の晩、娘の手料理を娘と私が食べ、帰宅した夫には、あえて私が作ったお茶漬けを出してみました。「なんだよこれ? 俺にもそっちのご飯くれよな」そう言う夫に娘が凛とした態度で切り出しました。

「お父さん、私の料理は食べたくないって前に言ったよね!? こっちは私が作った料理です。もし食べてみたいなら、まずはあの日言ったこと、謝ってくれる?」

娘の成長が誇らしい

夫は自分の発言を詳しくは覚えていなかったようでしたが、娘の真剣な眼差しに圧倒され、「……あの時は言い過ぎたな、ごめんな」と謝罪しました。その後、娘の料理を食べた夫は「……美味いな」と少し照れくさそうにつぶやいたのでした。

料理の腕はもちろんのこと、父親に対し毅然と振る舞う娘の姿に成長を感じ、私は誇らしかったです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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