「あとでね」と先延ばしにした結果、子どもの興味の旬を逃してしまった筆者友人A子。後悔から2年、再び巡ってきたチャンスに、彼女がとった行動とは? 子どもの「やりたい」という瞬間の尊さに気づかされる、ある親子のエピソードです。
画像: 娘「ピアノを習いたい」母「あとでね」断った代償は大きかった──。後悔から2年後、驚きの展開が!

「あとでね」で蓋をした、娘の小さな本音

あれは今から2年前のこと。
当時、年中さんだった娘が、おもちゃのピアノを鳴らしながら、私を見上げてこう言いました。
「ねえママ、私ピアノ習ってみたい」

その時、私の心は確かに動きました。
「ああ、いいな。やらせてあげたいな」と。
けれど、現実は甘くありません。
下の子の育休から復帰をして間もないタイミングだったこともあり、
持ち帰った仕事、シンクに溜まった洗い物、明日の保育園の準備。
頭の中は常に「今のタスク」でパンク寸前でした。

(教室を調べる時間なんてないし、送迎だって誰がやるの?)

結局、私は自分の都合を守るために、一番簡単な言葉を選んでしまったのです。
「わかった。また今度考えようね」

それから約半年後。
ようやく生活のペースが整い、私は意気揚々と娘に尋ねました。
「ねえ、ピアノ教室行ってみる?」
しかし、返ってきたのは予想外の言葉。
「うーん、今はいいや」
あっさりと断られたその時、私の胸に残ったのは「あの時動いていれば」という、どうしようもない後悔だけでした。

もちろん、あの時の私には余裕がなかった。それは仕方のないことだったのかもしれません。それでも、娘のまっすぐな願いに蓋をしてしまった申し訳なさが消えませんでした。

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