人との出会いは一期一会。出会うべくして出会ってしまうものなのかもしれません。
今回は筆者の、まさかの体験談をお話します。

「お姉さん、聞いてくれますか……」

そう泣いている彼女に言われて、断れるわけがありません。
大声で泣きながら話す彼女を宥めていると、彼女の反対隣に座っている別の女性も話を聞いていたようで、

「それは彼氏あかんわ! 別れて正解やん!」

そう怒ったように言ったのです。
それから3人で話は盛り上がり、彼女の涙も少しずつ乾いていきました。

まだまだ話したい気持ちになっていましたが、私はそろそろ降りる駅に到着してしまいます。
次で降りるということを2人に伝えると、

「お姉さん、1時間くらい時間もらってもいいですか?」

名前も知らない彼女達。今彼女達が幸せでありますように

なんと彼女ともう1人の女性も、私の降りる駅で降りたのです。

「もうパーッと飲んじゃおう!!」

そうして駅前の居酒屋に3人で入り、そのまま3人でたらふく飲みました。
3人とも昔から友達だったのでは? と思うほど話は盛り上がり、朝まで飲んでいたいと思ってしまったほどです。
それでも私は翌日の予定のこともあり、名残惜しかったですが先に帰ることにしました。
帰る前に3人でグループLINEをつくり、また飲みに行こうと約束して終わったのです。

その後、グループLINEでは一度だけ「彼氏とちゃんと別れました!」という報告があったのですが、それっきり動きはありません。今彼女達が何をしているかは全く知りません。
それでも、辛い思いをした分、幸せになってほしいと願ってやみません。

たった一晩の出会いでしたが、お互いの名前も知らない女3人が、熱く語り合った夜。
忘れられない不思議な出会いでした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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