職場の困った人問題、あなたも悩んでいませんか? 当時、新人パートだった筆者が遭遇したのは、販売会から姿を消す“サボり魔”社員。しかし、その被害は私だけではありませんでした。不満を抱えていた仲間たちが協力した結果……? 職場の不正に立ち向かった、スカッと解決エピソードをお届けします。

部長に相談すると

そこでBさんが「みんなで証拠を集めて、部長に相談しましょう。部長は現場の声をちゃんと聞いてくれる人だから」と提案してくれました。

私たちは、少しずつ証拠を集めました。
私は販売会の時間とAさんの不在時間の記録を提出。Bさんたちも同じように時間の記録を出し、中にはスーパーの店員さんから「いつも一人で頑張ってますね」と言われたことを記載した人もいました。

社員Cさんは、販売実績の時間帯別データを保存。
Aさんが「いた」はずの時間、Cさん一人だけだった時に売上が集中していることを証明しました。

全員で資料をまとめ、部長に面談を申し込みました。

会議室に集まった私たちを前に、部長は資料に目を通し始めました。

部長の顔色がみるみる変わっていきます。

「……これは、ひどい。Aくんは一体何をしているんだ!」

部長は激怒し、その場で人事部に連絡を入れました。

「今すぐAくんを呼び出せ! 私が直接事情を聞く!」

Aさんは会社を去ることに

Aさんは部長に呼び出されました。

私たちが集めた証拠を突きつけられ、言い逃れできなかったそうです。

部長は「現場で真面目に働いている人たちを裏切る行為は絶対に許さない」と厳しく叱責しました。

さらにAさんの過去の勤務実態も調査された結果、複数の不正が発覚し、最終的にAさんは会社を去ることになったのです。

部長は私たち全員を集めて
「勇気を出して報告してくれてありがとう。こういう不正は絶対に見逃さない」
と言ってくれました。

組織の風通しが良くなり、真面目に働く人たちが報われる職場環境を取り戻すことができました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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