皆さんには、原因不明の対抗心を向けられた経験はありますか? 自分の挑戦や経験を否定されたり、知ったかぶりされたりするのは気分がいいものではないですよね。今回は筆者の友人E子が体験した、なぜか対抗心を燃やしてくる職場の先輩とのスカッとエピソードをお届けします。

知ったかぶりで赤っ恥

みんなでお寿司を食べに行ったのですが、B子が「揚げ物は小麦粉を使っているから、食べない」と発言。そのことがきっかけで、「これは?」と小麦が使われているものを同僚に聞かれるたび、ちらちらとこちらに視線をおくり、自分のほうが知っていると自慢している様子でした。

それには、さすがのE子も我慢ならず、「実はしょうゆも原材料に小麦が使われてるんですよ〜」と横から一言発言してみました。

すると、先ほどまで饒舌だったB子が静まり返りました。B子は、お寿司にドバドバとしょうゆをつけて食べていたからです。その場の空気を緩ませようとE子は「私も最初わからなかったです。意外といろんなものに入ってますよね〜」とフォローすると、ようやくB子も力なく笑いました。

それ以来、B子のマウント取りは影を潜め、代わりに「E子ちゃんこれってどう思う?」「最近なにかハマっていることある?」と素直に聞いてくるようになったそうです。

B子の対抗心は、きっと自分に自信を持ちたいという焦りから来ていたのかもしれません。誰でも良く見られたいと思う気持ちはあると思います。しかし、無理に背伸びすると、かえって赤っ恥をかいてしまうことも……。健やかな人間関係をつくるには、お互いの存在を尊重し合えることが大切だと再認識させてくれたエピソードでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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