これは筆者自身の体験です。年末の帰省時、夫が「在宅勤務だから実家に行こう」と提案してきたとき、正直なところ、負担に感じていました。しかし、帰省してみると、予想外の展開が待っており、家族との時間が思いがけず温かいものになりました。夫の思いやりに改めて気づかされた出来事です。

予想外の展開

ところが、夫の「仕事」が予想外の展開を見せました。夕方、台所から戻ると、リビングに集まった義母・夫・子どもたちが笑っていました。

夫がPCをテレビに接続し、何かをプレゼンしている様子です。画面には義母の若い頃から夫の学生時代、そして孫たちまでを年代ごとにまとめた手作りの「家族年表スライド」が映し出されていました。
「これ、こっそり写真スキャンして作ってたんだ。今のうちに聞いておきたい話もあってさ」と夫が話すと、義母は「こんなことしてくれて……」と目を潤ませ、子どもたちは「パパって昔こんな顔だったの!?」と大騒ぎ。

夫のサプライズ

実は夫は在宅勤務と称して、義母の昔の写真をスマホで撮影し、義姉にも協力を仰いでスライド作りを進めていたのです。義母に喜んでもらいたくて、合間を縫って写真を集め、構成を考えていたことを後から知り、私は驚きました。
その後、義母が語る昔話にみんなが耳を傾け、夜は笑いと会話で包まれました。私は思わず「疑ってごめん」と小声で謝り、夫の心遣いに感謝しました。

夫の思いやりと温かいひととき

思いがけないサプライズに、年末の慌ただしさの中でも、家族との温かい時間を持つことができました。帰省をただの「負担」として捉えていた自分を反省し、夫の気配りに改めて感謝した出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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