これは筆者自身の体験です。育休中に、近所の知人から突然頼まれたお願いがきっかけで、育休中の過ごし方について改めて考えさせられました。彼女が抱えていた問題と、自分の立場を比べながら、育児と仕事の両立についての誤解を痛感した出来事です。

なんで育休中=暇だと思うの?

最初は遠回しに「今ちょっと忙しくて」と断ったのですが、Cさんは「家にいるだけじゃん! 少しくらい手伝ってくれてもよくない?」と押し気味に言ってきました。さすがにカチンときて、私はこう返しました。
「じゃあCさんも夜中の授乳とオムツ替え、手伝いに来てくれる? お互い“家にいるだけ”だからできるよね?」
一瞬の沈黙のあと、「……そっか、そうだよね。ごめん」と、Cさんは気まずそうに電話を切りました。

それからの関係

それ以来、Cさんとは程よい距離感を保っています。この出来事を通して、「育休中=暇」という誤解はまだまだ根強いことを実感しました。見た目は家にいるだけに見えるかもしれないけど、実際は24時間フル稼働の育児。働くママも大変だけど、育休中のママも同じくらい大変だということ。
相手の状況を想像することって、大人の人間関係ではとても大事なんだなと、改めて感じた出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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