これは筆者自身の体験です。家族で久しぶりの旅行に出かけ、期待を込めて選んだホテル。しかし、到着してすぐに予期しない出来事が起こり……。思わぬ対応を受け、予想外の温かい対応に感謝と学びを得た出来事です。

思いがけないお詫びと温かさ

その夜、夕食後に部屋へ戻ると、テーブルには丁寧に書かれた手紙と、お詫びの和菓子の詰め合わせが置かれていました。その心配りに少しホッとしながらも、翌朝チェックアウト時に、支配人らしき方がわざわざ出てきてこう言ってくれました。

「このたびはご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。お客様からのご指摘で、清掃のチェック体制に見直しをかけることができました。貴重なお声をありがとうございました」

感謝されて気づいたこと

ただのクレームのつもりが、まさか「感謝」されるとは思わず驚きました。そのとき、「言いにくいことでも、丁寧に伝えれば誰かの役に立つんだな」と、ちょっといい気持ちにもなりました。自分でも意外だったのは、その後、旅行サイトの口コミ欄に正直な感想を丁寧に投稿したところ、ホテルから返信までいただいたことです。どんな小さなことでも、伝えることで相手が変わり、こちらの心も温かくなることがあるのだと実感しました。

思いがけない温かい思い出

旅先でのちょっとしたトラブルが、逆に温かい思い出になった出来事でした。何か不便なことや不満があっても、それをどう伝えるか、どんな態度で接するかで、思いがけない良い結果を生むことがあると感じました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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