どんな人にも相性はあり、人間関係を築くのは良くも悪くも大変ですよね。それも身内となれば、なおさら逃げ道もなく……。
今回は筆者の知人A子さんの体験談をご紹介します。

絶対に許せない言葉

「嫁は子どももまともに産めないのよ。だってね……」

なんと、A子さんが過去に流産していたことを堂々と話し始めたのです。
それもなんとも嫌な笑顔で、楽しそうに話す義母に絶句してしまいました。
その時、A子さんの意志は固まったのです。

「離婚か、お義母さんたちとの別居を選んで」

A子さんは夫に、今までのことを全て暴露しました。
もともと、義母の愚痴については少し話したことはあったのですが、夫は「放っといたらいい」と言うだけ。
それでも、プライバシーを侵害する形でセンシティブなことを馬鹿にされたのは、どうしても許せませんでした。

涙ながらに話すA子さん、そして夫もそこまで実母が妻に酷いことをしているとは思っていなかったようで……。

もう絶対に関わりたくない

そうしてA子さん夫婦は義両親との同居を解消し、今は二人で穏やかに暮らしています。
同居解消の時は、

「私達の世話はどうする」
「親不孝者! クソ嫁が!」

などと、完全に頭に血がのぼって話が出来ない義母を相手にする羽目になり、本当に骨が折れました。それでも、離れることができて本当に良かったと思っています。

辛い経験でしたが、この出来事を通じて夫とA子さんは、今後の人生をどう歩むべきか、互いの幸せを最優先に考えられるようになりました。今は夫婦二人で、自分たちの価値観を大切にした穏やかな生活を築けていることが何よりの喜びです。

【体験者:30代・女性OL、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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