これは友人の話です。医師である夫は表では穏やか、しかし家の中では態度が豹変! 彼女はそのギャップに苦しんでいました。ついに限界をむかえた友人が頼った“第三者”は、まさかの相手だったのです。

相談相手に選んだのは、まさかの人物

話し合いの場にお願いしたのは、夫の両親。

義両親とは普段から話しやすい関係ではありますが、いざとなれば“息子の味方”になるだろうと覚悟していました。それでも、今の状況を変えるためにも彼を一番よく知る家族にお願いしたのです。

事情を説明すると「時間を作るから」と早々に、駆けつけてくれました。

親の前で見せた彼の“ある表情”

義両親に状況を伝えると、夫は反論。けれど、母親から静かに「あなた、家でそんなふうなの?」と問われた瞬間、ふっと視線をそらし黙り込んだのです。その小さな沈黙に、自覚している気配がにじんでいました。

父親からも「医者の前に、人間だろう」と厳しい一言。そのとき彼は、はじめて自分自身と向き合ったように見えました。

義両親を含めた話し合いは数時間に及びましたが、夫は最後にポツリと一言もらしたのです。

夫が向き合った瞬間

「変わりたい……」

まさか夫からそんな言葉が出るとは思いませんでした。

それが口だけのものなのかは、分かりません。けれど子どもたちの前で怒鳴らなくなり、穏やかになったのは事実です。

義両親に力を借りたあの時間が、家族の未来をつなぎとめる“転機”になりました。

この経験を通して、ひとりで抱え込む必要はないのだと実感。夫の両親が寄り添ってくれたからこそ、“背負っていた重さ”にようやく気づけたのです。

助けを求める勇気が、家族に小さな光を戻してくれたのだと感じています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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