義母が毎日のように半額惣菜を大量に置いていくので、冷蔵庫はパンパン、買った食材は傷む一方。筆者の友人・由紀さん(仮名)が選んだのは、義母の善意を活かす“ある作戦”でした。

“頼る”という逆転の発想

由紀さんが夫と考えた末に出した答えは、意外なものでした。

「隔週の特売日だけ、お義母さんに夕飯をお願いしよう」

その日は由紀さんがLINEで食べたいものを伝える。 献立も、買い物も、すべて義母に任せます。

義母の反応は予想以上でした。

「頼ってもらえるなんて嬉しい! 私に任せて!」

義母は「ばあばゴハンの日」と名付けて、目をキラキラさせて喜んでくれました。

由紀さん自身も、献立を考えなくていい日ができて気持ちが軽くなりました。

「今日は何も考えなくていいんだ!」

そう思うだけで、思いっきり仕事と子育てのアクセルを踏めるようになったのです。

月2回の“魔法の日”

たったの月2回。

でも「ばあばゴハンの日」があるだけで、子育てと仕事に余裕が生まれました。

義母が作ってくれる夕飯は、確かに半額惣菜がメインだけれど。

義母に感謝する場面が増え、お互いが心地よい距離で関われるようになりました。

それが何よりの幸せなのだと、由紀さんは笑顔で話してくれました。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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