原因不明の皮膚炎で人に会うのも怖くなっていた私。そこへママ友の心ないひと言が追い打ちになるものの、ある連絡をきっかけに事態がまさかの展開へ! そんな予想外のエピソードをお届けします。

落ち込んだ夜に届いた“まさかの連絡”

沈んだ気持ちのままむかえた夜、スマートフォンが鳴りました。送り主は昼に会ったママ友。恐る恐る開くと、思わず息が止まりました。

「その皮膚炎に特化した病院、見つけたよ!」

詳しい治療法の動画、症例写真、専門医の情報……。画面いっぱいに並んだリンクに、思わず見入ってしまいました。

「絶対に合う病院あるよ。諦めないでね。ダメ元で行ってみよう!」

昼間の刺さった言葉の裏に、こんなにも深い気遣いが隠れていたなんて。傷ついた心がじんわり温まっていきました。

紹介された病院で希望の光が

教えてもらったのは美容皮膚科も併設された専門性の高い病院でした。初診で「大丈夫、1カ月で改善するよ」と言われた瞬間、久しぶりに胸が軽くなりました。

そして、薬を使い始めて数日。

鏡の中の肌に、まさかの変化が現れました。あれほど頑固だった腫れと赤みが、スッと引きはじめたのです。

「治るかもしれない……!」

1カ月後には赤みがほとんど気にならない状態に。長く止まっていた時間が、ようやく動き出したように感じました。

その後も彼女は、私の症状に合いそうな情報を見つけるたびに送ってくれました。忙しい中、時間を割いて調べてくれたことが本当にありがたかったです。

回復したと報告したとき、友人は自分のことのように喜んでくれました。

彼女がいなかったら、私の肌は今でも真っ赤に腫れていたと思います。あの日の無神経なひと言には傷ついたけれど、その奥にあった思いやりを知り、感謝があふれたできごとでした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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