筆者の話です。
親の通院や手続きの付き添いをするようになり「人のために時間を作る大変さ」を身にしみて感じています。
その中でふと気づいた「あの頃の母のやさしさ」が、今、そっと胸をあたためています。

ふとよぎった「じゃあ、母はどうしてた?」

そんなある帰り道、ふと胸にひとつの疑問がよぎりました。
じゃあ私が子どもだった頃は、母は毎日こんな大変さを抱えていたのでは?

私には子どもがいません。
だから「子育てのしんどさ」は想像するしかありません。
でも、今自分が負っているこの負担を当時の母に重ねてみた瞬間、どれほど頑張ってくれていたのかが急に輪郭を帯びて胸に迫ってきます。
その気づきが、不思議なくらい静かに沁みていきました。

あの頃の母の頑張りが、今ようやくわかる

手のかかる子どもだった私を、母はいつも当たり前のように支えてくれていました。
忙しい日でも、疲れている日でも、最後には必ず味方でいてくれた存在。
そのありがたさを、大人になった今ようやく受け取れた気がします。
付き添いで予定がくるってしまう日もあるけれど、あの頃の母を思い出すと、胸の奥がそっと温かくなるのです。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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