年末が近付くと、時間にも気持ちにもゆとりがなくなり、つい自分のことだけで精一杯になってしまいますよね。しかし、ちょっとした出来事をきっかけに、心の向きがふと変わる瞬間もあるものです。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。
画像: 道に落ちている財布、拾う? 拾わない? 迷った挙句、交番に届けた結果 →『思いがけない展開』に!

年末に見つけたもの

年末の夜、街は忘年会帰りの人々でごった返していました。
そんな中、仕事の疲れでへとへとだった私が家路を急いでいると、前方に茶色い財布が落ちているのが見えました。

拾い上げると、ずっしりとした重みがあり、中には数万円の現金とたくさんのカードがぎっしり。

一瞬、どうしようかと迷いました。

正直、財布を届ける時間も惜しいほど余裕がないし、繁忙期で疲労困憊の状態。
一瞬「見なかったことにしようか」という気持ちが頭をよぎったのも事実です。

私がしたかったこと

でもその直後、頭に浮かんだのは、去年の冬、自分が財布を落として途方に暮れた夜のことでした。

あの時の心細さと、結局見つからなかった時の絶望感。
私は「自分がされたら嬉しい方を選ぼう」と、迷いを捨てて、疲れた体に鞭打って交番へ向かいました。

警察官に事情を話し、名前を控えてもらうと、「もし持ち主が見つかったら連絡します」とのこと。
少し面倒だと感じたけれど、不思議と帰り道の足取りは軽くなっていました。

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