今回は、知人のB子さんにお聞きしたエピソードをご紹介します。
お正月になると、毎年子供たちやその家族が集まり、賑やかに過ごすB子さん夫婦。
「お節は実家で食べるのがコスパいいから!」なんて軽口を叩かれながらも、やっぱり嬉しくて、お節づくりにも精が出ます。
一方で、「いつまで集まってくれるかな」と考え、胸がキュッとする瞬間もあるそう。
変わりゆく家族のかたちに想いを馳せながら、「来年もみんなで笑ってお正月を迎えたい」と、思うB子さんの温かさが伝わるエピソードでした。

お正月はフルハウス!

子供たちが自立する前は6人分だったお節も、今ではちょうど倍の12人分。
というのも、孫が増え、長男・次男も彼女を連れてくるようになったからです。
お重の数も増え、毎年台所は戦場のよう。

「もう来年はお店に頼もうかしら」なんて言いながらも、結局自分で作ってしまうのが私。
大変ではありますが、賑やかな笑い声に包まれながらお正月を過ごせることは、何にも代えがたい幸せです。

いつまで集まってくれるかな

でも、ふと考えることがあります。
「こんなお正月が、ずっと続くわけじゃないのかもしれない」

これから、長男次男もそれぞれの家庭を持つでしょうし、やがて孫たちも大きくなれば、自分たちの予定で忙しくなるでしょう。

いつかは、夫と二人だけでお正月を迎えるなんて年もくるのではないか。
そう考えると、なんだか胸がキュッとする私。

だからこそ、みんなが集まってくれているうちは、腕によりをかけてお節づくりを頑張ろう、とより思うのです。

まだまだ頑張らないと!

「次のお正月も、帰るからね」
最近、娘からの連絡を受けて、夫は「お正月は金がかかるなぁ。まだまだ働かないとな!」と、嬉しそうにしていました。

「これから、もっともっと人数が増えるんだろうからな。そのうち、家に入りきらなくなっちゃうんじゃないか(笑)」
「あらあら」

早いもので、今年もあともう少し。
年月が過ぎるのは、本当にあっという間です。
そろそろ、年越しの準備を始めなければいけませんね。

【体験者:50代・専業主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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