誰もが疑問を抱えていた、習い事のクリスマス会。親の義務化した『毎年恒例の負担』を前に、一人のママが「形式を捨てた提案」をして……? 友人が、慣習を覆した英断のエピソードを教えてくれました。
画像: 飾り付け、景品選び──クリスマス会って、親の負担大きすぎない!?「変えませんか?」提案した内容は

親が抱えていた本音

息子が通うサッカークラブでは、毎年12月になると、保護者主催のクリスマス会が恒例行事です。

子どもたちの「ため」と銘打たれたその会は、実質、親の負担が非常に大きいものでした。

会場を借り、何時間もかけて飾り付けをし、大量のお菓子や飲食物を手配する。新入りの私は何も言えず、準備に駆り出されるたび、他の保護者のグチを耳にしました。

「大変すぎる」
「お菓子を配るだけでいいのに」
「くじ引きの景品選定、私には荷が重い」
「司会なんて絶対やりたくない」

誰もが子どもを喜ばせたい気持ちはあっても、本音は「仕方なくやっている」という雰囲気。

私は、いつしか、この行事は「子どものため」ではなく「慣習を維持するための親の義務」になっているのではないかと感じていました。

形式を捨てる静かな革命

数年後、私が最高学年の保護者代表になったとき、私は思い切って提案。「今年のクリスマス会は、形式をがらっと変えませんか?」と。

「せっかくサッカーをしているのに、クリスマスだからと部屋に閉じこもってお菓子を食べるのはもったいない。もっと、サッカーで大人と交流試合をしたり、事前の準備や不安がなく、子どもも親も楽しめる形にするのはいかがでしょうか?」

すると、長年負担を抱えていた他の保護者たちから、一斉に「賛成!」「それがいい!」と熱い賛同の声があがったのです。

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