誰もが疑問を抱えていた、習い事のクリスマス会。親の義務化した『毎年恒例の負担』を前に、一人のママが「形式を捨てた提案」をして……? 友人が、慣習を覆した英断のエピソードを教えてくれました。

飾りゼロ、準備はジュースだけ

そして迎えたクリスマス会当日。

私たちは特別な会場を借りず、いつものグラウンドで親子交流サッカー大会を開催。

飾り付けはゼロ、準備したのはジュースと小さな景品だけ。保護者の中には、サンタの格好で来てくれた人もいました。

子どもたちは、普段は見守るだけのパパやママがボールを追いかける姿を見て、大笑いしながら汗だくで走り回りました。

大人チームはブーイングを受けながらも奮闘し、笑い声いっぱいの楽しい時間となったのです。

親が解放された瞬間

終わった後、保護者も子どもも、口を揃えて言いました。

「楽しかった!」
「こういうクリスマス会がいい!」
「準備が楽で最高!」

入念に準備した、豪華な「パーティー」とはなりませんでした。しかし、私たちはこのシンプルな交流会で大満足を得たのです。

従来の形式的なパーティーも楽しいものでしたが、子どもたちが本当に求めているのは、豪華な企画や飾り付けではなく、「親と一緒に思いっきり遊べる時間」。

そして親が求めていたのは、子どもの笑顔であり、義務感からの解放でした。

長年の慣習を打ち破り、本当に大切なものを選択したことで、私たち全員が充実感あふれる気持ちでクリスマス会を迎えることができたのです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.