エレベーターがない階段でベビーカーを持って困っている母子に遭遇したら、「何か手伝ってあげたい」と感じる人は多いのではないでしょうか。これは筆者の知人が親切心で手を差し伸べた結果の、まさかの一言に言葉を失った話です。

驚きとやりきれない思い

助けを拒否されたこと以上に、その場にいるにも関わらず、1人で2人の子どもを連れてベビーカーを持って階段を上がる大変さを理解しようとしない態度に心底驚きました。

おまけに自分の奥さんに声をかけた私の夫が気に入らなくて、ナンパか何かと勘違いして怒っていることにも驚きを隠せませんでした。

結局、最後まで奥さんを手伝うことなく、1人で先に去って行った彼の行動は、夫として、父親としてどうなのだろうかと考えさせられました。

このご時世いろんな人がいて、困っていても声をかけるのもためらわれますが、これにはさすがに私も夫もびっくりでした。この出来事を通じて、夫は「親切心が裏目に出ることもある」と戸惑いつつも、困っている人を見かけたら、リスクを恐れず今後も助けの手を差し伸べようという気持ちを大切にしたいと語っていました。

また、自分の家族との関わり方を改めて見つめ直すきっかけにもなった出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.