離れて暮らしていても、家族のことは何かと心配になりますよね。困っていれば「力になってあげたい」と思うのは当然の気持ちです。しかし、時にはお互いのために線引きが必要な時もあります。今回は筆者の友人が体験談を聞かせてくれました。

ついに決断! 「NO」を突きつけた日

気がつけば、弟に貸したお金はゆうに50万円を超えていました。
私の貯金は、将来の、特に結婚資金のために一生懸命貯めた大切なものです。
決して弟のATMではありません。

このままでは弟の自立を妨げるし、私自身の生活も苦しくなる……そう思いながらも、家族だからと強く言えずにいました。

しかしある日、結婚資金の目標額が全く達成できていないことに気づき、我慢の限界を迎えたのです。
意を決して、直後に来た弟からの「5万円貸して」というLINEに、私は返信しないことにしました。

予想外の嬉しい展開

もちろん、しばらくは弟からひっきりなしに電話やLINEが来ましたが、私は一切応じませんでした。

母からも『助けてあげられないの?』と連絡がありましたが、私はそこで初めて、母にも『ずっと助けてきたけれど、もう無理。弟の自立のためにも、私が手を出すのはやめる』と正直な気持ちを伝えました。

最初は心が痛んだのですが、連絡を絶って数ヶ月経った頃、母から「弟がバイトを増やして資格の勉強を始めたよ」と聞き、胸が熱くなりました。

少しずつですがお金も返してくれるようになり、ようやく本当の意味で“自立”のスタートを切ったようでした。

私が突き放したことで頭を冷やし、自分の力でどうにかしようと動き出したのでしょう。

家族だからこそ、甘やかしすぎず、時には厳しい線引きも必要なのではないでしょうか。
そして何より、自分自身の生活と幸せを守るために、勇気を持って「NO」と言うことの大切さを知った出来事でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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