長らく同じ仕事をしていると、「このまま続けていてもいいのだろうか」と心に迷いがでてきた経験がある方は少なくないのでは?
筆者の知人A子は、長い間飲食店に勤めていましたが、「他に自分にあった仕事があるのかもしれない」と思うようになっていました。そんな矢先に、A子のモヤモヤした気持ちを晴らしてくれる出来事があったそうです。一体何があったのでしょうか。

スタッフにひと言伝えて即座に店を飛び出しました。お客さんは、ちょうどバスに乗り込む最中。息を切らしながらスマホを見せ「忘れ物ではないですか?」と尋ねると「ありがとう!」と何度も感謝の言葉をかけてくれたのです。

「また来たい」とも言われ、私は心の底から嬉しくなりました。

やっぱりこの仕事が好きだ

そのお客さんによると、国や地域に差はあるものの、スマホや財布を落として手元に戻ってくることは珍しいのだとか。

私としては当たり前のことをしたつもりでしたが、「そんなに喜んでもらえるなんて」と、心が満たされた気持ちになったのです。

また、海外の方に日本の良さを知ってもらったような気がして、改めて「私はこの仕事が好きだ」と再認識しました。 

仕事への迷いがまったく消えたわけではありません。それでも「まだこの場所で頑張ってみよう」と強く思わせてくれた出来事でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.