子供にとって楽しみで仕方がないお年玉。ただ親としては、どのように管理するべきか悩んでしまいますよね。今回は子供の頃、母親にお年玉を全額取り上げられていたという知人Aさんの話です。その後母親の目的を知ったAさんは、自身のお金についての考え方に変化があったそうです。

母が差し出した1冊の通帳

それから時は経ち、18歳になった私。大学入学が決まると、母から話があると言われました。

「大したお金じゃないけど、これで車の免許を取りなさい」

母は私に1冊の通帳を差し出しました。入金日は毎年1月……。それは母が今までのお年玉を貯めてくれていた、私名義の口座の通帳だったのです。

「お年玉はお前のお金じゃない」と言われていたので信じられなかった私は、母に「どうして?」と尋ねました。

すると「渡したら一瞬で使うでしょ。それに貯めていると言ったら、そのお金を頼りにすると思ったからよ。お金は本当に価値のあるものに使いなさい」と言ってくれたのです。

浪費家の娘に母が取った作戦

私はおこづかいをもらった瞬間に使う浪費家でした。

子供のころから欲しいものは「すぐ欲しい! 我慢できない!」というタイプ。ガチャガチャやお菓子など一瞬で消えてしまうものばかりにお金を使ってしまい、そのたびに母から文句を言われていました。

高校生になってからも、服やコスメに毎月散財する日々。母はそんな私のためを思って、コツコツとお年玉を貯めてくれていたのです。私は感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

娘にお年玉を全く渡さないという母のやり方は、少し極端だったかもしれません。ただ、そのおかげでお金の使い方を考え直すきっかけとなり、自然と無駄遣いをしないようになりました。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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