筆者が新人パート栄養士として離乳食教室の講師を務めた際、先輩の栄養士から突然厳しい指導を受けました。別の先輩に相談したところ、上司が適切に対応してくれて、理不尽な扱いから救われたのですが……?
画像: 先輩「さっき話した時間は業務時間に入れないで」新人「えっ」理不尽な【パワハラ指導】救ってくれたのは

初めての講師

私が新人のパート栄養士だった時の話です。

スーパーの子育て広場で離乳食教室の講師を担当することになりました。

一緒に講師を担当したのは、先輩栄養士のTさん。

Tさんは会社から地下鉄で来るので、私が車でTさんを駅に迎えに行き、開催会場のスーパーに向かうという予定です。

今回の講師担当は私で、Tさんは参加者に配るパンフレットや試食容器、商品サンプルなどを準備する役割でした。

赤ちゃんを連れたママさんたちがたくさん集まり、緊張して声が震えて頭の中が真っ白になる私。

話していくうちに緊張が薄れ、なんとか元の状態を取り戻し、教室は無事に終了しました。

突然の指導

教室の片づけを終えて車に乗った途端、Tさんは言いました。

「今何時? 12時15分ね。じゃ、その時間で業務終了報告書いて」

「ここからは業務時間外だからね」
「で、あの話の持って行き方、どうしたの? いきなりご飯の話に入って、参加者みんな【は?】って顔してたよ。声も小さくて早口で何言ってるか分からない!」

突然の指摘に私は呆然としてしまい「すみません」としか言えません。
Tさんの指導方法や口調には驚きましたが、確かに、初めての講師ということもあり、自分の声が震え、早口になってしまった点、話の構成についても参加者を惹きつける工夫が足りなかった点については、反省すべきだと感じました。

しかし、Tさんはさらに続けます。

「まあ、いいや。じゃ、駅まで送ってもらえる? この話した時間は業務時間に入れないでね!」

「私たちも先輩にそう言われてやってきたんだから、もっと指導を受けた方が良いよ!」

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