PTAは任意団体であり、強制されるものではありません。昔は事実上、全保護者が加入するものとされていたPTAですが、最近はPTAに加入しない人も増え、PTAが廃止されることも増えています。しかし、筆者の知人Aさんは、PTA役員を引き受けてみてPTA活動に魅力を感じたのだそうです。「どうするPTA?」は子育てをする保護者にとって避けては通れない話題。AさんはPTAのどのような点に魅力を感じたのでしょうか。

PTA会長になって改革!

PTAの活動が思いのほか楽しかったAさんですが、その魅力が周囲に伝わっていないと思いました。やはりPTAにはネガティブなイメージがあり、できればやりたくない活動になっていると感じています。

そこで本部役員3年目のときPTA会長になったAさんは、PTA活動の改革に乗り出しました。皆が活動しやすいPTAを目指し、無駄な活動は減らし、必要な活動を、最小限の集まりでできるように変えていったのです。

役員数を減らしやりたくない人はやらなくてもいいスタイルにし、学校行事等で人数が必要なときはPTA会員であってもなくても参加できるボランティアを募ることに。

すると、不思議なことに役員やボランティアをやってくれる人が増え、PTAや学校運営がスムーズに進むようになったのです。

無くならないでPTA活動

任期を終えたAさんはPTA活動から引退しました。3年の任期を終えてみて思うのは、PTA活動のおかげで充実した小学校生活を送れたということです。

現代はPTAは無くすような世論になっていて、春になるとテレビやネットでは「PTAは任意団体! 加入しなくてもいい!」という論調が見られます。

そのような意見がある一方で、PTA活動の大きな意義を見出したAさんは、誰もが活動しやすい形になって残ってくれたらいいなと願わずにはいられないそうです。そして、参加・不参加に関わらず、保護者それぞれが学校と良い関係を築ける未来を期待しています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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