皆さんは仲の良い友人と食事をする際、お会計はどのように済ませていますか。ひとりがまとめて支払いをして後で手渡す方法や、レジで各々支払いをする方法など様々ありますよね。今回は、著者の友人A子が仲の良いママ友とのランチ会で体験したまさかのエピソードをお届けします。
画像: 毎回まとめて支払ってくれるママ友。「ランチ会の回数を増やしたい」その理由に衝撃「ショックを受けた」

大人になってからできた友人

小学生の子どもがいるA子は、子ども達を通して仲良くなったママ友と家族ぐるみでつき合い、月に1〜2回程度ランチ会をしています。メンバーは、何事にもポジティブな考え方ができるA子、おっとりとした性格のK子、活発なリーダータイプのT子の3人。

A子の家族は、子どもひとりと年収が平均ぐらいの旦那と3人暮らし。K子は金銭面に少し余裕があり、旦那さんの実家で子どもふたりと義父母の6人で暮らしています。ママ友会のリーダー的存在であるT子は、シングルマザーで子どもが3人いるアパート暮らし。家庭環境は様々ですが、話がよく合い、最近の出来事や悩みなども打ち明けられる仲になっていました。

ランチ会の回数をなぜか増やそうとするT子

そんな中最近、ランチ会の頻度を増やしたいとT子から提案がありました。A子もK子も楽しい時間が増やせるならと最初は乗り気で誘いを受けていました。

しかし、次第にT子がしつこく誘ってくることが多くなり、時間的にも金銭的にも考えだしたA子。

子どもは素直で純真無垢

疑念を持ちながら参加したこのランチ会で、頻度を増やしたいと言ってきていた理由が明らかになります。
毎回支払い時に現金を回収し、まとめてT子がレジに向かいカードで支払うという流れになっていました。

支払いを済ませている間、子ども達の帰りの身支度をA子とK子で行い、スムーズに店を出られるように自然と連携を組んでいましたが、その日はなぜかT子の長男が先にレジに向かって走って行ってしまったため、慌ててみんなで追いかけたのです。
すると「今日はどのくらいポイント溜まったの??」とT子に尋ねる子どもと焦るT子が……

まさかの目的……

なんと、頻繁にランチ会に使うお店にはポイントカードがあり、カードで支払うと3倍お得に貯まるシステムで、20ポイント貯めると1つのメニューが無料になるというものだったのです。

「うちはシングルだし、なかなか遠出できる余裕がなくて……でも、少しでも子どもにいい経験をさせたくて、このポイントで外食に行かせてもらってた。ふたりのこと利用してごめん」とT子に謝られ、悩みを相談し合える仲になっていたと感じていたA子は軽くショックを受けました。

しかし、持ち前のポジティブな性格が功を奏し、「言ってくれたらよかったのに!」「経験の方法なんていっぱいあるよ!」とK子と共にみんなが気持ちよく楽しめて、子ども達にいい経験になることをT子に提案し、関係を崩そうとは思いませんでした。

今では、お泊まり会や食材持ち寄りピクニックなどを計画し、さらに親交を深めているそうです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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