今回は、筆者の知人A子さんから聞いたエピソードをご紹介します。
公園で転び、大泣きしてしまった4歳の息子に、思わず「男の子でしょ!」と声をかけてしまったA子さん。すると息子は涙ながらに反論してきて──?
思わずクスッと笑ってしまいつつも、息子の鋭い視点にハッとさせられたそうです。

一本取られた!?

「そっか、泣きたいよね。痛かったもんね。ママがおかしなこと言ってごめんね」
そう声をかけると、息子はほっとしたように表情を緩め、泣きやみました。

「そうだよ! ママだって、大人なんだから泣いちゃダメって言われたら、悲しいでしょ」

お、おっしゃる通りです……。

泣いたって、いいよね

その夜、布団の中で息子が言いました。
「ママ、ママも大人だけど、泣きたいときは泣いてもいいからね。ぼく、よしよしってしてあげるから」

今度は、なんだか胸が熱くなってしまいました。

泣きたいときは、体裁を気にせず、素直に泣けばいい。
泣いている人がいたら、周りの人は寄り添ってあげよう。
子どもの心はいつだってシンプルでまっすぐなのです。

強いことが必ずしも正しいとは限らない。
それを、誰よりも優しい息子に教えられたような気がしました。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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