娘の小学校の授業参観で目撃した衝撃的な「令和の図工」。子どもたちの目の前にある大型テレビに映し出されていたのは、なんと絵描きで人気のYouTuberで……? 友人が、体験談を語ってくれました。

親世代の戸惑い

最初は、「こんなに正解に近いものを全員が目指して、個性は育つのだろうか?」と、少々戸惑いました。

しかし、よく観察すると、子どもたちの集中力は高く、YouTubeのプロのテクニックを貪欲に吸収しようとしています。

家に帰って娘に聞いてみると「図工の先生が言うには、最初にプロの技を見て、技術を学ぶんだって。その技術を使って、次は自分で自由なものを描くんだって」と説明してくれました。

つまり、今の図工は、まず技術という「土台」をしっかり学び、その後に「創造性」を育てるという、合理的で効率的な教育スタイルに進化していたのです。

なんだか目からウロコの出来事でした。

技術という「土台」の上に創造性を築く

親はつい「子どもの個性は放っておいても伸びる」と考えがち。

しかし、まずはプロの技術や成功例を知り、それを真似てみる。

それから「自由な発想」を手に入れる事ができるのかもしれない、と思えたのでした。

私の古い常識でわが子の可能性を狭める事のないよう、教育の進化を目の当たりにした授業参観でした。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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