友人Aの話です。
娘が結婚を急ぐ姿に「少し待ってほしい」と思っていたA。
けれど、義息子の行動を通して、自分の「思い込み」に気づかされました。
悲しみの中で垣間見た誠実さに、心がほどけた出来事です。
画像: 母が亡くなったばかりなのに。結婚を急いだ娘夫婦に戸惑うも → 親戚の葬儀での『義息子の姿』にハッ

母の死と、娘の結婚宣言

闘病中だった母が亡くなり、四十九日も終わらないうちに、娘が「結婚したい」と言い出しました。
お付き合いをしている人がいることはもちろん知っていましたが、まだ出会って1年経つか経たないか。
もう少し様子を見た方がいいのではないかという気持ちもあり「せめて喪が明けてからにして」と伝えましたが、娘たちの気持ちは変わりませんでした。

私の心がまだ母を失った悲しみの中にある中で、あっという間に娘は結婚相手と二人で入籍日まで決めてしまい、4カ月後には入籍。
早すぎる展開に戸惑い、心から祝福する気持ちにはなれませんでした。

義息子へのわだかまり

当時の私は、娘の夫に対して「こちらの事情を汲まず、自分の思いを通す人」という印象を持っていました。
あいさつの場面でも礼儀正しく接してくれるのに、どこか表面的に感じてしまう。
喪中の私の気持ちを汲んでもらえなかったことが、心に引っかかっていました。
心のどこかで「母の死を軽んじられた気がする」と思い込み、気持ちの中で距離を置いていたのです。

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