ママ友との関係って、ちょっとした態度の違いにも敏感になってしまいますよね。笑顔が減ったり、目が合わなかったりするだけで、「私、何かした?」と不安になる事も……。今回は筆者の友人A子が、実際に体験したエピソードをご紹介します。

勇気を出して本音を聞いてみたら

そんなある日、幼稚園のバザーの準備で、Nさんと一緒の係になりました。

これはもう、話すしかない! と腹をくくった私は、作業の合間に、意を決してNさんに聞いてみる事に。

「あの、もしかして私、何かNさんの気に障る事しちゃいましたか?」

すると、Nさんは一瞬驚いた表情をして、それからちょっと困ったような笑顔でこう言いました。

「そんな事ないですよ! むしろ私の方こそ、いつもA子さんがすごく忙しそうで、話しかけたら迷惑かなって思ってて……」

一歩踏み出した先の関係

思いがけない言葉に、思わず「えっ?!」と聞き返してしまいました。

Nさんから見ると、私はいつもバタバタしていて、近付きにくい雰囲気だったそうです。

私としては、ただ単に家事と育児に追われて焦っていただけだったのですが、それが
「忙しすぎて話しかけられない人」に見えていたなんて。

それからの私たちは、まるでこれまでのことが嘘のように自然に話せるようになりました。
今ではNさんとはお迎えの時に立ち話したり、子どもの悩み相談をしたりする仲になっています。

あの時のNさんの言葉をきっかけに、自分の態度が相手にどう映るかを意識するようになりました。

そして、思い込みで悩むより、勇気を出して話してみる事で、人間関係が温かく変わる事もある──そんな事を実感した出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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