都内の高層タワーマンションの快適で洗練されたロビー空間。“居住者専用”のはずなのに、異変が起きていました。筆者の友人・玉木さん(仮名)は、その変化に気づいた瞬間から、静かな怒りを抱えていたのです。
画像: 【タワマンロビーが観光地化!?】居住者専用の空間に“スーツケース集団” → 目的が衝撃すぎた!

快適な住環境が一変

玉木さんは、都内のタワーマンションで暮らしています。

地下にはワークスペース、会議室、ゴルフ練習場まで完備。

個人事業主の彼女にとって、ここは仕事と暮らしが両立できる理想の場所でした。

1階ロビーも魅力的です。

モダンなアートが飾られ、ベーカリーやカフェスペース、コンシェルジュサービスまであるのです。

住民専用のラウンジとして、快適そのもの。

ところが最近、様子がおかしいのです。

まるでホテルのロビー状態

スーツケースを転がす外国人観光客が、次々とロビーに現れるようになりました。

まるでホテルのロビーかのように、たむろしている。

写真を撮りまくり、ソファを占領する始末です。

ベーカリーの商品を大量に買い占めるばかりか、1階のトイレまで使い始めました。

床の汚れや備品破損も問題に。

「なんで、ここにたまごの殻……?」

オートロックのはずなのに。

居住者以外、簡単に入れないはずなのに。

玉木さんだけでなく、他の住民たちも首を傾げるばかりでした。

驚愕の真相が発覚

管理組合が調べたところ、驚きの事実が判明します。

なんと、住人のひとりが観光客向けに個人で旅行代理業を営んでおり

「ジャパンアートと朝食が楽しめる体験ツアー」

と称して、ロビーを集合場所として無断利用していたのです。

しかも、旗を手に10人以上を案内している姿を他の住人に目撃され、コンシェルジュに指摘されても

「親戚が来ているだけ」とごまかしているのです。

「親戚……10人以上って」

さすがに無理がある。

住民たちの怒りは収まらず

管理組合は厳重注意と出入り規制の強化に踏み切る構えですが、住民たちの怒りは収まりません。

「さすがに図々しすぎる」

「ここは観光スポットじゃない」

あまりの図々しさと、とんでもない文化の違いに、玉木さんたちの不満は爆発しています。
この事例は、近年増加する集合住宅の無断利用問題や、管理規約の重要性を改めて問う、重要な教訓となるでしょう。

【体験者:50代・女性/個人事業主、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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