筆者の知人Aさんはお菓子作りが趣味。人に作ってあげるのも大好きなのですが、「タダで作って!」とリクエストされるのに困っていました。「そんなに私の作ったお菓子が欲しいなら……」Aさんが思いついた大胆な方法とはいったいどのようなものだったのでしょうか。Aさんのクレクレママへの対処法を見ていきましょう。

ショップ立ち上げます

なかなか「タダで作って」という図々しいママが諦めてくれないので、Aさんは一念発起してアップルパイ屋を始めることにしました。

ママ友たちの「これ売れるよ!」の声が背中を押してくれたのです。

自宅を改装し、保健所への届出や必要な許可取得といった準備を進め、通販もできるようにしつつ、アップルパイにさらに磨きをかけ、超特急で準備を整えました。

すべての準備が整った頃、またクレクレママたちがアップルパイをねだってきたので、Aさんはショップカードを渡しました。

「そこから買えるから、そんなに食べたいんだったらよろしくね」

リクエストを夢実現のきっかけに

Aさんの立ち上げたショップは大成功。ママ友たちが購入してくれたこともあって、Aさんは大好きなお菓子作りを仕事にすることができました。

実はAさんの子どもの頃の夢はお菓子屋さん。ですが、結婚し母になり自分の夢のことは忘れていたのです。

「もし、あのママたちがしつこく無償での提供を求めてこなかったら、こうやってショップを立ち上げることもなかったかもしれない」

そう思うとAさんは、夢へのきっかけを与えてくれた存在として、そのママたちに感謝の気持ちが湧いてくるのでした。人生、どのようなことがきっかけとなるかわかりません。ネガティブな出来事に対して、自分の価値を信じ前向きに行動を起こしたAさんだからこそ、夢を叶えるという結果を得ることができたのでしょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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