孫が生まれると、その可愛らしさに夢中になって、ついあれこれ世話を焼きたくなってしまうものですよね。でも、あくまでも自分は祖母。立場を間違えず、「いいおばあちゃん」でいたいものです。今回は、筆者の知人の体験談をご紹介します。
画像: 【ばあばの葛藤】「もっとママみたいに懐いてほしい」嫁へのライバル心が募る私に → 孫がかけてくれた言葉

小さく芽生えたライバル心

初孫が生まれてから、私は毎日幸せを感じていました。
ただ、その一方で、心の奥に「小さなライバル心」が芽生えていたのも確かです。

もちろん、孫にとって母親である嫁が一番なのは、頭では分かっていました。
それでも心の奥底には、「もっと私にも、ママに接するように懐いてほしい」という気持ちがあったのだと思います。

「私が作ったおやつより、ママが作ったおやつの方が美味しいって言うのね」
「ママに抱っこしてもらうと、あんなに嬉しそうな顔をするのに」
……なんて、本当にくだらないことが、いちいち気になってしまっていました。

自己嫌悪のループ

それでも嫁はいつも穏やかで優しく、私が孫に何かしてあげると必ず「お義母さん、ありがとうございます」と感謝の言葉を口にしてくれました。

その度に私は、罪悪感と自己嫌悪のループに陥っていました。
嫁の優しさが、かえって自分の心の狭さを際立たせるようで、居心地が悪かったのです。

このままではいけないと分かっていても、モヤモヤした感情からなかなか抜け出せずにいました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.