今回は、友人のA子に聞いたお話をご紹介します。いつも笑顔で周囲に気を遣うA子さんが、ある日ママ友グループの“ターゲット”にされてしまいます。理不尽な扱いに我慢していたA子さんが、ついに放った一言で空気が一変した話をお届けします。

「都合のいいときだけ頼らないで」

「私、便利屋じゃないです。都合のいいときだけ頼られるの、正直もう疲れました」
送信ボタンを押した瞬間、心臓がドクドクと音を立てました。
しばらくしてグループは静まり返り、翌朝には半分が退出していました。
残った数人からは個別に「ごめんね」「気づいてなかった」とメッセージが届きました。
正直、怒りもあったけれど、それ以上に肩の荷が下りた気がしました。
次の登園日、今まで私に冷たかったママの一人が「A子さん、私も手伝うね」と声をかけてくれました。
その一言が、何より救いでした。

“いい人”でいることが幸せとは限らない

私は、ただ波風を立てたくなくて、我慢を重ねてきました。
でも、言いたいことを言えたあの日から、心が軽くなりました。
“優しさ”と“自己犠牲”は違う。
本当に仲良くなれる人は、私を利用する人ではなく、私を大切にしてくれる人だと気づいたのです。
今は新しいママ友と少人数で穏やかな関係を築いています。自分の気持ちを正直に伝え、相互に尊重し合える人を選ぶようにしています。
あのときの勇気が、私の人間関係を救ってくれました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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